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希「大学の入学式終わったけど……うまくやっていけるやろか」ツバサ「あら?」希「ん?」



1:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 00:36:06.15 ID:7ebepCZG.net
ツバサ「あなた…東條希さん?よね?え、もしかしてこの大学に?」

希「A-RISEの綺羅ツバサちゃんやん!……あれ?アイドル続けるんやなかったの?」

ツバサ「……ああ!アイドルはもちろん続けてるわ。でも進学しないとは言ってないじゃない。A-RISEはみんな進学してるわよ」

希「そうやったんか」


~別の大学~

あんじゅ「あら~?」

絵里(どこかで見た顔ね……?)


~別の大学~

にこ「あ……!ああ………!」

英玲奈「む?」



5:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 00:42:43.33 ID:7ebepCZG.net
ツバサ「で、もしかして今入学式終わったところよね?」

希「うん、そうやで。しかしまさかツバ……綺羅ツバサちゃんも同じところに来てたとはね~」

ツバサ「ツバサでいいわよ」

希(距離感がよう分からんなあ)

ツバサ「他の2人……矢澤にこさんと絢瀬絵理さんは?ここに進学してないのかしら?」

希「あの2人はそれぞれ違うところなんよ。同じ都内やけどね。そっちは?」

ツバサ「こっちもそうなのよ。おかげで知り合いが全くいない状態での入学だわ」

希「一方的に知られてはいるんやない?」クスッ

ツバサ「それはお互い様ね」クスッ



8:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 00:48:33.34 ID:7ebepCZG.net
希「ちなみに学部は?」

ツバサ「法学部よ。あなたは?」

希「え!?うちも法学部やん!」

ツバサ「あら本当!?それは偶然ね。学部結構あるのに」

ヒソヒソ……アレッテ……
アライズ!?ソレトミューズノ!?
ウソ!?オナジダイガク!?

ツバサ「……ここじゃ場所が悪いわね。立ち話もなんだし、これからどこか行かない?お昼もまだでしょ?」

希「そうやね!せっかく同じ大学なんやし、色々話したいかも」

ツバサ「じゃあちょっとまってて、いまオカンにちょっと言ってくるから」

希(オカン………………ぉおオカン!?)

ツバサ「あ」

ツバサ「………ちょっとママのところに言ってくるわね!」ソソクサ



16:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 00:58:58.89 ID:7ebepCZG.net
希(それからというもの…………)




ツバサ『えーと……』キョロキョロ

ツバサ『あ!あそこはどうかし……』ユビヲサシタノハ サイゼリヤ

希『……………………え』

ツバサ『じゃなくて~』

ツバサ『あそこ…………』ユビヲサシタノハ ヤマオカヤ

希『…………………………』

ツバサ『でもなくて~』




希(結局入ったのはこのスタバ。正直あのA-RISEの綺羅ツバサちゃんにしては意外すぎるチョイスやん………)

ツバサ「………………………」ズズ

希(そして……………………)

ツバサ「うわっ!これ熱っ!?」

ツバサ「…………!……こ、これ、熱いわね」

希(ツバサちゃんのことよう知らんかったけど、もしかしてこの子………)

ツバサ「ふー、ふー」

希(エリチと同じ類の人間ちゃうんか)



24:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 01:07:45.13 ID:7ebepCZG.net
ツバサ「……ふう。これでようやく落ち着いて話ができそうね」

希「…え?あ、ああ。そうやね。結構お客さんも少ないみたいやし」

ツバサ「色んな人に知られるのは嬉しいことだけれど、こういう時は少し苦労するわよね。大学でも正直、私たちのことを知ってるって人は多いんじゃ ないかしら」

希「地元やしね~。ウチは結構人見知りするタイプやから、不安かも」

ツバサ「あら?そうは見えないけれど」ズズ

希「………………ふふ」クスクス

ツバサ「……?どうしたの?」

希「話してみると意外と分からないもんやなーって思って。ツバサちゃんは逆に、話しやすいんやね」

ツバサ「あら、話しにくい、って感じに見えてたかしら?」

希「今までμ'sはA-RISEを目標に頑張ってきてたからね。A-RISEは高嶺の花、って感じやったんよ」

希「でもこうして話してみると、やっぱり同じ年齢の女の子って感じがする」

ツバサ「…………そ、そう?まあね//」



28:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 01:17:44.05 ID:7ebepCZG.net
~数時間後~

ツバサ「……あら、もうこんな時間?」

希「あれ、なにか用事でもあるの?」

ツバサ「ええ。さっき言った通り、私たちA-RISEはアイドル活動を続けているのよ。これからは今まで以上に練習もしなきゃいけない」

希「なるほど、これから練習なんやね」

ツバサ「ごめんなさい、私から誘っておいて……」

希「ええんよ。それより練習頑張ってね。テレビで見れるの楽しみにしてるよ」

ツバサ「……ふふ。またあしたすぐに学校で見れるでしょ」

希「それもそうやね」クスクス

ツバサ「じゃあ最後に連絡先、聞いていいかしら?今夜にでも連絡するわ」

希「はいよ~」





ツバサ「それじゃあまた明日。お代は私が出すわ。置いていくわね」スッ

希「あ、ええのに。そんな」

ツバサ「いいのよ。今日は楽しかったわ。今度はあなたが奢って頂戴。………それじゃあ」

希「行っちゃった………………」

希「もしや………………ああ、やっぱり」

希「やっぱりこういう時は間違えるか…………なぜ5人分の代金を…………」



33:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 01:32:43.07 ID:7ebepCZG.net
~約二ヶ月後~

希(ツバチと仲良くなって二ヶ月ほどが過ぎた。お互い元々スクールアイドルをやっていたという共通点もあり、今ではすっかり行動を共にしている)

希(ツバチはアイドル活動で忙しいこともあり、大学以外であまり会うということはない。でも一緒に授業を受けたり、ほぼ毎日顔を合わせている)

希(それに……………………………)




ツバサ『履修登録は済んだ?今日までよ』

希『ツバチ……その授業必修と思いっきり被っとるよ………』



ツバサ『今日は休みなのね?レジメ、確保しておいてあげる』メルメル

希『今日は休講や…………』メルメル



ツバサ『このコーヒー熱い!』

希『なんで冷まさないん……』




希(どうやらウチはツバチとかなり波長が合うみたいや。初めて接する感じがしない。)

希「なあ、ツバチ?」

ツバサ「そのツバチってあだ名やめなさいよ」



38:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 01:42:11.89 ID:7ebepCZG.net
希「なんで?かわええやん」

ツバサ「なんか単純に…センスがないわ」

希「ん~、じゃあ………ツバっち?」

ツバサ「まあ、だいぶマシね」

希「で、ツバっち、なにか話したいことあるって言ってなかった?」

ツバサ「……ああ、そう!そうなのよ!実は最近、ちょっと困ってることがあって…………」

希「どうしたん?アイドルのこと?」

ツバサ「ええ。私たちは今、プロの世界でも通用するように厳しい練習を受けているのは知ってるわよね?」

希「うん。もしかして、練習がキツいの?」

ツバサ「まあ、練習が厳しいのはいいわ。それはそれでやりがいがあって楽しいの。上達している実感もあるわ」

希「よかったやん」

ツバサ「ただ、あんじゅが………」

希「あんじゅちゃん?あんじゅちゃんがどうかしたん?」

ツバサ「あんじゅが……すっごく上達しているの………私たちの倍くらいのスピードで」

希「それもええことやん?」

ツバサ「そうなんだけど、私、置いていかれそうで………最近不安なのよ」

希「う~ん」



39:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 01:50:00.59 ID:7ebepCZG.net
ツバサ「それにね」

希「?」

ツバサ「英玲奈もなんか……最近輝いてる…………っていうか…………」

希「なんやそれ」クスクス

ツバサ「いや、本当なのよ!英玲奈のこと知ってるでしょ?……結構生真面目というか………もちろん!今までが輝いてないってことではないのよ?た だ……」

希「アイドルらしくなった、ってこと?」

ツバサ「……そう!よく分かったわね。そうなのよ」

希(心当たりがないこともないなあ…)

ツバサ「私さ……実は結構自信あったのよね、自分に。でもなんだか最近は………はあ~あ……………」

希「…………………………………」

希「…ねえ、これからちょっと遊びに行かない?」

ツバサ「ええ?でも今日も練習が」

希「ええやん!風邪でもひいたことにして、ね?行こう行こう!」グイグイ

ツバサ「わっ!?ちょっ、まっ」



40:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 01:57:19.94 ID:7ebepCZG.net
ツバサ「あなたって結構強引なのね…」

希「ふふ、意外?」

ツバサ「まあ、薄々気付いてはいたわ」クスッ

ツバサ「それで?何処へ行くの?もう事務所への連絡は済んだわよ」

希「…まあ取り敢えず、秋葉をぶらぶらせえへん?もう夕方やし、あんまり遠出はできんしね」

ツバサ「ぶらぶらって……無計画だったのね」

希「そんなこともないよ♪一応行き先は2つだけ、決めてあるから!」

ツバサ「………………?そうなの?」



41:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 02:01:59.24 ID:7ebepCZG.net
ツバサ「まあ何と言うか……どこを歩いていても、見慣れた風景よね」

希「ウチらはここで過ごしてきたわけやしね~。と言っても、ウチはまだ3年とちょっとだけやけど」

ツバサ「そうなの?初耳だわ」

希「ウチは親の転勤が多くてね。この歳になったらもう、ウチが一人暮らししてるけど」

ツバサ「ふ~ん。じゃあ私と一緒なのね」

希「え?」

ツバサ「…ねえ、もしかして1つ目の行き先って………」

希「…ん?ああ、もう着いたみたいやね。そう、ここよ」ガラッ

穂乃果「いらっしゃいませえー!…………ってあれ?希ちゃん!?」

希「やっほー」



43:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 02:09:33.84 ID:7ebepCZG.net
穂乃果「え、え?もしかして隣にいるのって………ツバサさん!?」

ツバサ「久しぶりね、高坂さん」ニコリ

穂乃果「わあー!2人とも、久しぶり!大学で仲良くなったっていうのは聞いてたけど……」

希「この時間なら穂乃果ちゃんいると思って、来ちゃった!」

穂乃果「そうなんだあー!あ、お饅頭食べる?ちょっと待ってて!お茶いれてくるから!」ダダダ

ツバサ「相変わらずみたいね」クスクス 

希「そうやね」ニコリ

フタリトモ-!アガッテアガッテ-!







穂乃果「はい、どうぞ!」

希「ごめんな穂乃果ちゃん急に、ありがとな」

穂乃果「ううん。久しぶりに会えて嬉しいよ!……ツバサさんにも会えて嬉しいです!」

ツバサ「相変わらず元気そうで良かったわ。…お茶、頂くわね」

希「ちゃんと冷まして飲むん「このお茶熱っ!?」



45:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 02:18:23.41 ID:7ebepCZG.net
穂乃果「いや~、でも今日はこんなにお客さんが来ると思ってなかったよお」

希「え?こんなに?…もしかして、他にも誰かに会ったの?」

穂乃果「…………………え?」キョトン

穂乃果「あれ?2人とも、『他のみんな』が来たから来たんじゃないの?」

希「……………………?」

ツバサ「…ねえ、それってもしかして」

ツバサ「あんじゅや英玲奈も来てたの?」

穂乃果「え?え?……知らなかったんですか!?」

希「…ええ?それって……………」

ツバサ「いや、さっきね…?事務所に休むって電話したとき、『どのみち今日は他の2人も休みだからレッスンはなしだ』って……」

ツバサ「事務所の人は、3人で遊ぶんじゃないかって……なら楽しんでこいよってことで、休むことを許可してくれたんだけど………」

希「つまり、偶然3人同じ日に休暇を取って、偶然3人ともここに来たってこと?」

ツバサ「そういうことになるわね…」

穂乃果「?……?…………??」



47:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 02:23:25.01 ID:7ebepCZG.net
希「スピリチュアルやね……」

ツバサ「初めて本当にスピリチュアルね……」

穂乃果「……!ええ!?つまり偶然3人同じ日に休暇を取って、偶然3人ともここに来たってこと!?うそ!?」

希「今それを話してたんよ……」

穂乃果「それって凄いよ!スピリチュアルだよ!」

ツバサ「今それを話していたのよ」

穂乃果「…でも確かに、有り得るかもね~。A-RISEもμ'sも、ずっと一緒に過ごしてきたわけだし………考えが似てきちゃうのかもね……」

希「にしても凄い……………………ん?μ'sも?」

穂乃果「……あ、じゃあこれも知らないんだ!あのね、あんじゅさんとは絵里ちゃんが、英玲奈さんとはにこちゃんが、一緒に来てたんだよ!」

希&ツバサ「な、なんだってーー!」



50:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 02:30:23.29 ID:7ebepCZG.net
~数分後~

穂乃果「じゃあまた来てね!ツバサさんも!お饅頭、ご馳走しますから!」

ツバサ「ありがとう。急に悪かったわね。楽しかったわ」

穂乃果(ツバサさん……やっぱり凛としててかっこいいなあ…………)

ツバサ(舌の皮ベロンベロンだわ。お茶は冷ましてから飲むようにしなきゃ)






希「にしても、驚いたね………」

ツバサ「あの2人がそれぞれ、絢瀬さんや矢澤さんと仲良くなっていたのは知っていたけど……」

希「…………う~ん。これって…………」

ツバサ「?…なに?」

希「いや、意外にみんな、同じこと思っとるんやなあ、って」

ツバサ「そうかもね」

ツバサ「…ね、どうして希はさ、高坂さんの家に連れていこうって思ったの?」

希「んー?」

希「なんやろね……」

希「きっと穂乃果ちゃんなら、元気づけてくれるって思ったし、それに」

ツバサ「それに?」



52:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 02:41:22.32 ID:7ebepCZG.net
希「なんかね……ツバっちは、ウチのよく知ってる人に、少し似てる気がしたから」

ツバサ「……?どういうこと?」

希「いつも自分の理想を追いかけて……少しは妥協すればいいのに、それを許さない。自分を大事にしてる人だな、って」

ツバサ「……な、なによそれ//それと高坂さんに会うことと、なんの関係が……」

希「ツバっち……焦っとるん?」

ツバサ「………………………………え?」

希「きっとプロの世界っていうのは……今まで以上に厳しい世界なんやろ?だからツバっちも今まで以上に頑張ってきた。でも」

希「あんじゅちゃんに英玲奈ちゃんに置いていかれるんじゃないかって……焦ってるんやない?」

ツバサ「……………………………………」

希「でもね」

希「きっと、焦ったりしない……自分らしくあろうとすることが、大事なんやと、ウチはそう思うんよ」

ツバサ「……………………………………」

希「なんかね、こんなとき、そんなことを思い出したいとき……ウチは、穂乃果ちゃんに会うのがいいかな、って」

希「なによりウチも、そんな気持ちを思い出したかったから」

ツバサ「……………………………………」

ツバサ「……………………ありがとう」



54:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 02:47:58.74 ID:7ebepCZG.net
希「……さて!じゃあ急ご?もう日が沈んじゃうよ?」

ツバサ「…ええ。そういえば、行き先は2つ決めてるって言ってたわよね?後ひとつは?どこなのよ?」

希「すぐに分かるよ♪」




あんじゅ「だから私は、A-RISEが…」

絵里「ふふ。……………って、あれ!?」




にこ「まだ痛む………?」

英玲奈「いや、もう大丈夫だ………ん?あれは…………?」




希「考えることは、一緒やね」





希&ツバサ編 完



87:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 23:33:11.52 ID:7ebepCZG.net
あんじゅ「あら~?あなたμ'sの……絢瀬さんでしょお?偶然~」

絵里(えーと……どこかで見た顔だわ。間違いない。でもどこだっけ……つい最近会ったような………)

あんじゅ「……………………………」

絵里「………………………………」

あんじゅ「……………………………」

絵里「……………あの、あれよね」

あんじゅ「……………………………?」

絵里「………ええ!A-RISEの優木あんずさんよね!その節はどうも!……もしかして同じ大学なのかしら?」

あんじゅ「誰よそれ」



90:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 23:38:51.26 ID:7ebepCZG.net
絵里「ぇえ゛!?」

あんじゅ「ね、ねえ……もしかして私のこと、覚えてなかったり………?」

絵里(まずいわ)

絵里「……違うの!違うのよ!ちょっと噛んじゃって…………もちろん覚えているわ!当然でしょ!!」

あんじゅ(必死すぎるわあ………)

絵里(落ち着きなさい絢瀬絵理……この人の名前よ!あのA-RISEの名前よ!出てくるはず!)

絵里(あんずは確定として……名字ね!名字を間違えてたようね!えーっと……優木………?じゃない………ゆう………ゆう………)

絵里「あ!思い出した!」

あんじゅ「思い出したって言っちゃってるし」

絵里「遊戯あんず!遊戯あんずさんよね?ハラショー!間違いないわ!」

あんじゅ(…………………………………)

あんじゅ(凄く誰かを思い出すわあ…)



93:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 23:45:20.33 ID:7ebepCZG.net
絵里「で、あんずさん」

あんじゅ(えーそれで進めるのお!?)

絵里「あなたも入学式の帰りよね?○○大学?」

あんじゅ「え、ええ。○○大学よ。どうやら同じところに進学したようね」

絵里「びっくりしたわ……てっきりA-RISEの皆さんは進学しないと思っていたから」

あんじゅ「まあ、一応ハクは付けておかないとね」

絵里(ハクってなんだろう?)

あんじゅ「それに私や英玲奈はともかく、ツバサちゃんは……………」

絵里「?」

あんじゅ「……まあいいわあ。とにかく知ってる人がいて嬉しい。私知り合い、あまりいないのよ」

絵里「ええ、よろしく」



94:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/29(月) 23:48:54.77 ID:7ebepCZG.net
~その夜~

絵里(で、なんだかんだで連絡先交換したけど………)

絵里(う~ん、正直あんずさんのこと、あまり知らないのよね………仲良くなれるかしら)

絵里「……あ、lineきた。………優木あんじゅさんから?」

絵里「…………………………………」

絵里「……あああ゛あ゛あ゛ああ゛!!!」

絵里「私は………なんてことを………」

絵里「恥ずかしい!恥ずかしい!恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい!!!!!」ジタバタ

亜里沙「お姉ちゃんうるさーい」



99:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/30(火) 00:00:31.65 ID:HMzdZnQT.net
~そして翌日~

あんじゅ「あら、おはよう」カミクルクル

絵里「おはよう!あんじゅ……ぅおあんずさん!」

あんじゅ(あ、もうそれで通すんだ)

絵里「……ハラショー!人が多いわね」

あんじゅ「そう?こんなものでしょ」

絵里「UTXはマンモス校だものね……音ノ木坂は生徒数が少なかったから、こういう風景はびっくりするわ」

あんじゅ「ふふ、でも今年は新入生、多かったみたいじゃない」

絵里「……ええ!すっごく嬉しいの」

あんじゅ「ふふ♪」

あんじゅ「…さて、じゃあ行きましょ?オリエンテーション、付き合って貰ってありがとう♪」

絵里(…なんというか………流石はあのA-RISEね………行動の一つ一つが様になってるわ)



100:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/30(火) 00:01:34.23 ID:HMzdZnQT.net
あんじゅ「第二外国語どうしようかしら」

絵里「ロシア語とりましょ」



106:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/30(火) 00:59:19.47 ID:HMzdZnQT.net
~約一週間後~

あんじゅ「え~と………」キョロキョロ

絵里「…あ、あんずー!こっちこっち!」

あんじゅ「おはよう♪よかった~、この教室で合ってたわね」

絵里「あら、まだ学校の中で迷ったりするの?」クスクス

あんじゅ「意外と方向音痴なのよ~、わたし」

絵里「私はおおかた覚えたわよ。今度色々案内してあげる!」

あんじゅ「そ、そう(大丈夫なのかしら)」

あんじゅ「…で、ロシア語の初授業よね、これから」

絵里「…………ふふふ」

あんじゅ「?」

絵里「授業じゃなくて講義よ、講義♪大学では講義っていうの♪」

あんじゅ「は、はあ」

絵里「……あ!前に『レジメ』があるから取ってきてあげるわね!『レジメ』!」チラッチラッ

あんじゅ「………………」

絵里「~♪」スタコラ

あんじゅ(……和むなあ……………)



108:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/30(火) 01:03:10.28 ID:HMzdZnQT.net
絵里「はいプリ………『レジメ』!」

あんじゅ「あ、ありがとう」

あんじゅ「…あら?これ、キリル文字ってやつ~?アルファベットじゃない」

絵里「ああ、そうね。一見するとアルファベットっぽいのもあるけど……実は読み方は少し違ったりするのよ。例えば『p』」

あんじゅ「p?」

絵里「これは巻き舌で発音するの。……ルルルルルルルル………って感じね」

あんじゅ「へえ~……なんだかややこしいのねえ」

絵里「大丈夫!私ロシア人だから、その辺のことは任せて!しっかり教えるわ!」エッヘンンンン

あんじゅ(ロシア人じゃないでしょあんた)



109:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/30(火) 01:07:51.89 ID:HMzdZnQT.net
~講義終了~

絵里「ふう、やっと授業終わったわね。90分は長いわ………」

あんじゅ(えええ授業って言ってるし)

絵里「さて、と…………えーっと………これからサークルのアピール大会があるみたいね。あんずは?行くの?」

あんじゅ「私はいいわ、サークルには入らないもの」カミクルクル

絵里「それもそうね、アイドル活動があるし……………私はどうしようかしら」

あんじゅ「何か入るの~?」

絵里「うーん…………実はね」

絵里「この学校、バレエ研究会があるのよ」



112:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/30(火) 01:14:51.52 ID:HMzdZnQT.net
あんじゅ「あら、そういえば絢瀬さんはバレエやってたんだっけ?それもかなりの腕前だとか」

絵里「…………まあ、ね」

絵里「……本当は途中で挫折したのよ?だから正直、やるかは迷ってるんだけど………」

あんじゅ「……?けど?」

絵里「……スクールアイドルを始めた時のように、少し自分に素直になってもいいかな、って」

あんじゅ「……………………」

絵里「…まあ、何でもないのよ?とにかく迷ってて………」

あんじゅ「…………ねえ、絢瀬さん」

絵里「ん?」

あんじゅ「…頼みたいことが、あるんだけど」



113:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/30(火) 01:22:27.41 ID:HMzdZnQT.net
~校庭みたいなところ~

絵里「ハラショー!学校の中にこんなところがあるのね!」

あんじゅ「そうみたいね。ここは……運動系のサークルとかがよく利用する場所だって、聞いたわ」

絵里「随分広いわねえ………それで?こんなところに来て、一体何をするの?」

あんじゅ「…ねえ、絢瀬さん?」

あんじゅ「私ね、ラブライブでμ'sに負けてから、ずっと考えてたことがあったの」

絵里「……?」

あんじゅ「それはツバサちゃんに、英玲奈も同じ。私たちはずっと………どうしてμ'sに負けたんだろうって、それを考えてた」

あんじゅ「そして、それぞれが、自分に足りないものを見つけて………必ず、それを掴み取ろうと思った」

絵里「……………………………………」

あんじゅ「…………ねえ、絢瀬さん」

あんじゅ「私にダンスを、教えてくれないかしら?」



115:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/30(火) 01:30:48.46 ID:HMzdZnQT.net
絵里「ダンスを?」

あんじゅ「ええ。もし絢瀬さんがよければ」

絵里「え…で、でも……どうして私に」

あんじゅ「もう、話の流れで分るでしょ?……今の私に足りないって、そう思うからよ」

絵里「そうかしら……?」

あんじゅ「絢瀬さんは、私よりよっぽど高いレベルで踊ることができる……μ'sのライブを見返していて、そう感じたことがあったの」

絵里「……………………………」

あんじゅ「たしかに毎日、事務所でレッスンもするわ……でもね、それだけじゃ足りない」

あんじゅ「私はあの子たちの誰よりも……上手くなりたいから」

あんじゅ「だからもし良かったら、これからここで、ダンスを教えてもらえないかしら?お願い!」ペコリ

絵里「………………………………」

絵里「…どうしてそこまで?」



117:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/30(火) 01:37:57.74 ID:HMzdZnQT.net
あんじゅ「…………………………」

あんじゅ「…私ね、A-RISEを結成して、まさかプロの世界にまで足を踏み入れるなんて、思ってなかった」

あんじゅ「正直、焦ってるんだけど………でもね」

あんじゅ「きっと、私以上に焦ってる子が、いると思うから」

あんじゅ「だから……私はせめて、その子の少し前を、歩いていたいの」

絵里「……………………………………」

あんじゅ「……ダメかしら?」

絵里「……ハラショー」

絵里「………あんずって意外と、なんていうか…………熱血なのね」クスクス

あんじゅ「…………な!べ、別に……」

絵里「そういうところ少し……私の友達に、似ているわ」

あんじゅ「…………………………///」

絵里「…うん!分かった!私もまだまだ身体動かしたいし、私に教えられることだったら何でも教えるわ!」ニコリ

あんじゅ「絢瀬さん………………」

絵里「でも一つだけ条件」

あんじゅ「?」

絵里「『絵里』って、呼んでもらおうかしら」ニコリ

あんじゅ(…………………………………)

あんじゅ(……私のことはあんずのままなのに?)



120:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/30(火) 01:58:13.49 ID:HMzdZnQT.net
~約二ヶ月後~

あんじゅ「はい、はい!……え?英玲奈も?……はい、分かりました。失礼します」ピッ

絵里「どうだった?あんじゅ」

あんじゅ「今日は休んでいいらしいけど……なんか、英玲奈も休むみたいで~」

絵里「あら?それは偶然ね」

あんじゅ「風邪でもひいたのかしら……」

絵里「……それで?これからどうする?どこか話せる場所がいいわよね」

あんじゅ「そうねえ…」

絵里「ねえ、あんじゅ。…私の家は?どう?」

あんじゅ「絵里の家?……行ったことないけど………いいの?」カミクルクル

絵里「多分、妹しかいないと思うし……そこなら気兼ねなく話せると思うわよ、悩み事」



121:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/30(火) 02:05:20.41 ID:HMzdZnQT.net
~絵里の家~

絵里「ただいまー?」

亜里沙「おかえりお姉ちゃん………ってあれ!?え!?……そこにいる人って…」

あんじゅ「どうも、お邪魔しまあ~す…」

亜里沙「わあー!」






絵里「ごめんね?亜里沙が………」

あんじゅ「ふふ。亜里沙ちゃん、ホントにアイドルが好きなのね。…まさかサインを求められるとは思わなかったわあ」カミクルクル

絵里「…はい!お茶。熱いから、気をつけてね」

あんじゅ「ええ。ちゃんと冷まして飲まないとね…………」

絵里「……それで?なにか話したいことがあったのよね?悩み事……?」ズズ

あんじゅ「…ええ、そうなのよ。それで今日はレッスンをやす「このお茶熱いわね……」

あんじゅ「…………………………」

あんじゅ「…それを相談したくて今日はレッスンを休んだのよ……聞いてくれるかしら?」



122:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/30(火) 02:27:37.24 ID:HMzdZnQT.net
~数分後~

絵里「う~ん…………………」

絵里「で、つまり…………ツバサさんが最近、落ち込んでいると………………」

あんじゅ「そうなのよ。それも結構長いこと落ち込んでて……心配なの……」

絵里「気のせい、ってことはないの?」

あんじゅ「ううん。あの子昔から、落ち込むことがあると取る行動があって……」

絵里「?」

あんじゅ「『はあ~あ……落ち込むわあ………はあー』って言うのよ……何回も」

絵里「それは間違いなく落ち込んでるわね」



123:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/06/30(火) 02:41:46.11 ID:HMzdZnQT.net
あんじゅ「最近ツバサちゃん、東條さんと仲いいみたいだし………その東條さんと仲がいい絵里ちゃんなら、何か知ってるんじゃないかと思って」

絵里「う~ん………確かに希とは頻繁に連絡を取っているけど………あまりそういった話にはならないわね………」

あんじゅ「そう……………………」

絵里「ええ……ごめんね?力になれなくて」

あんじゅ「まあ、いいのよ。いざとなったら、直接本人に聞いてみるし」

絵里「…………………………ねえ」

あんじゅ「?」

絵里「いや、あんじゅって、ツバサさんのこと……随分気にかけてるんだなあ、って」

あんじゅ「…まあ、ね。ほっとけないのよね………なんか」

絵里「そうなの?」

あんじゅ「あの子、いっつも無茶するし………」

あんじゅ「大学に進学したことだってそう、あの子のおうちが……………」

絵里「?……ツバサさんのうちが?」

あんじゅ「……まあ、大したことじゃないのよ。本当に。ただ、あの子は『いざっていう時のこと』も考えなきゃいけない状態なのよ。だから、進学を 選んだの」

絵里「…………………………………」

あんじゅ「まあ、とにかくね?あの子も本当は、アイドルの方に集中したいと思うのよ。でもそうもいかないから…………だから、何か悩みが出てきて もおかしくないなあって」

あんじゅ「いったいどうしたのかしら…」

絵里「…………………………ねえ」

あんじゅ「?」

絵里「ちょっと……出掛けない?行きたい場所があるの」



145:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/07/02(木) 17:32:04.56 ID:ITdmZK+R.net
あんじゅ「…で、連れられてきたのはいいけど……ここって………」

絵里「あら、知ってるの?このお店」

あんじゅ「え~っとお……………」

あんじゅ「知ってるもなにも、ここうちのお得意先…………」

絵里「…………………?」

絵里(いっぱいお饅頭買う家なのかしら??)

あんじゅ「…まあいいわ!それで、この『和菓子屋 穂むら』に来たってことは………ひょっとして」

絵里「ええそうよ。ちょっと、会いたい人がいるの」

絵里「すみませーん」ガララ



147:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/07/02(木) 17:38:06.62 ID:ITdmZK+R.net
穂乃果「いらっしゃいま…………って絵里ちゃん!?あれ、……あんじゅさんまで!?うそ!」

絵里「急にごめんねー」

あんじゅ「こんにちは♪」

穂乃果「わー!久しぶりぃ!あんじゅさんも!お久しぶりです!」

絵里「ちょっと寄っていこうと思ってね……案の定、穂乃果が店番していて、良かったわ」

穂乃果「うん!今日は忙しいからお手伝いしてたんだ!………そっかあ、2人『も』きたんだあ」

あんじゅ(…………?『も』?)

絵里「ああ、ごめんなさい?やっぱり2人『も』押し掛けるのは迷惑だったかしら…」

穂乃果「え?……そんなことないよ!ちょうど時間取れそうなとこだったから、あがってって!お茶でも出すよ!」

絵里「あら、いいの?じゃあお言葉に甘え「冷まして飲みなさいよ」

穂乃果「…………???」

あんじゅ「こっちの話よ♪失礼しまーす」



148:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/07/02(木) 17:43:52.09 ID:ITdmZK+R.net
~穂乃果の部屋~

穂乃果「はい、どうぞ♪穂むら名物穂むらまんじゅう!略して」

あんじゅ「穂むまん、よね?」

穂乃果「わー!あんじゅさん知ってるんですか?嬉しいです!」

あんじゅ「まあね♪」

穂乃果「これ、お茶です。どうぞ」

あんじゅ「悪いわね、いただきます」

絵里「じゃあ私もいた「冷まして飲みなさいってば」

絵里「……………………………………」

絵里「……………………………………」フーフー

絵里「……………………………………」ズズ…

絵里「ゲホン!むせたわ」ゲホンゲホン

あんじゅ「……………………………」

穂乃果「あ、あんじゅさんが冷たい目をしている……」



150:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/07/02(木) 17:50:34.10 ID:ITdmZK+R.net
穂乃果「それで?……2人は今学校帰り?」

絵里「っ……!………ゲホ、っ……!」ゲホゲホ

あんじゅ「……まあ、そんなところね♪絵里ちゃんと学校が同じなのは、知ってるわよね?」

穂乃果「はい!○○大学にいったって………あとは、ツバサさんが希ちゃんと同じで……」

絵里「っ………!ハー……ハー……………あとは、ゲホ、にこと統堂英玲奈さんが同じ……なのよね」

穂乃果「そうそう!それでさー!」

ピンポーン

穂乃果「……わわ!お客さん来たみたいだよ!………ごめん!行ってくるね?それ食べ終わったら、適当にくつろいでて!」ドタドタドタ……

絵里「……食べ終わったら、おいとましましょうか?忙しそうだし」

あんじゅ「そうね。悪いタイミングで来ちゃったわね」



151:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/07/02(木) 17:56:09.44 ID:ITdmZK+R.net
オジャマシマシター

絵里「………ふう、なんだか慌ただしかったわね」

あんじゅ「そうねえ。でもなんだか、穂乃果ちゃんを見てると……少し、笑っちゃうわね」クスクス

絵里「あらあ、失礼よ?」

あんじゅ「ふふ、変な意味じゃないのよ」

絵里「分かってる」クスッ







あんじゅ「………ねえ。でも……あそこに、穂乃果ちゃんのところに連れてきたのは………いったい、どういうつもりだったの?」

絵里「え?」

あんじゅ「何かきっと、考えがあったんじゃないの?」

絵里「………う~ん」

絵里「……………………」

絵里「………ふふ。あのね」

絵里「…来たくなったから、来ただけよ♪」

あんじゅ「…………?…………なにそれ?」ポカン



152:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/07/02(木) 17:59:12.17 ID:ITdmZK+R.net
絵里「……あのね、あんじゅ」

あんじゅ「んー?」

絵里「あんじゅはさ、A-RISEの皆に出会った時のことって、覚えてる?」

あんじゅ「出会った時のこと~?……そうねえ………………………うん。実は結構はっきり覚えてたりするわよ」

絵里「そっか」

絵里「じゃあー、………その時の気持ち、とかは?」

あんじゅ「……気持ち?」

絵里「そう、気持ち」

あんじゅ「……………………」

絵里「………………………」

あんじゅ「難しいこと聞くのね…」



153:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/07/02(木) 18:07:11.76 ID:ITdmZK+R.net
あんじゅ「気持ちって言ってもお~…………ねえ?」

絵里「確かにね、記憶には残ってても、最初の感動とか、思いとか、結構忘れてしまうものじゃない?」

あんじゅ「……………………そうねえ」

絵里「私はそういったものを思い出したい時はね……今日みたいに、会いに行ったりするのよ」

あんじゅ「穂乃果ちゃんに?」

絵里「別に穂乃果だけってわけじゃないわ。希とか………にことか。……μ'sの皆に、会いに行ったりする」

絵里「ううん、μ'sだけじゃない。もっとね………いつも会ってる人、妹であっても、家族であっても。意識して会って、話してみると…………最初 の時の『気持ち』とか、そういったものが、思い返されてくるものよ」

あんじゅ「………………………………」

絵里「まあ、そういったことを教えてくれたのは………他でもない、μ'sの皆なのかもしれないけどね」



155:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/07/02(木) 18:11:33.77 ID:ITdmZK+R.net
あんじゅ「じゃあ絵里はあ………穂乃果ちゃんに会って、今日。何か思い出せたの?」

絵里「…………さあ、どうかしら♪」

あんじゅ「なにそれ」クスッ

絵里「でも、………懐かしいなあって、そう思った。たった数週間会ってないだけなのにね」

あんじゅ「…………………そっか」

絵里「………………ええ」

絵里「……………………………ねえ」

あんじゅ「………ん?」

絵里「ツバサさんのことも……意外と、考え過ぎなのかも、しれないわよ?」

絵里「たまには、お互いのこととか……振り返ってみるのも、いいかもね」

あんじゅ「………………お互いのこと……」



156:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/07/02(木) 18:16:53.10 ID:ITdmZK+R.net
ツバサ『……××中学校から転校してきました、綺羅ツバサです。よろしく』

あんじゅ『……………………………………』









ツバサ『…………………………………』モグモグ

あんじゅ『……ねえ、あなた。また一人でご飯食べてるのお?』

ツバサ『なによ、勝手でしょ』

あんじゅ『あなた綺羅ツバサって言うんでしょ~?変な名前~』

ツバサ『なっ、なによ!……だいたいあなたに言われたくないわ!』

あんじゅ『もう、そんなに怒らないの。…ほら、一緒にご飯、食べましょ?』

ツバサ『…まったく……あなただってたしか変な名前じゃない………優木…………あん………ず………………?』ブツブツ



157:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/07/02(木) 18:23:16.85 ID:ITdmZK+R.net
あんじゅ「………………ふふ」

絵里「うわっ、どうしたの急に」

あんじゅ「………………別にぃ?」

あんじゅ「…………誰かさんのおかげで、昔のことなら最近、よく思い出すなー、って」

絵里「……………………………???」

あんじゅ「………………ふふふ」

あんじゅ「……おりゃー!」グシャグシャ

絵里「わっ!?ちょ、ちょおっと!なにするのよあんじゅ!………髪がくしゃくしゃ……」

あんじゅ「やり返さないでいいの?」クスクス

絵里「ちょ、まちなさいあんじゅー!!」










絵里「…はあ………はあ…………走った…………持久力落ちたかしら………」

あんじゅ「ふう……………着いたわね」

絵里「………!ここって…………………」

あんじゅ「………ここも、懐かしいでしょ?」



158:名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/:2015/07/02(木) 18:30:13.57 ID:ITdmZK+R.net
絵里「………………ええ、ほんとに」

あんじゅ「………………………ねえ」

絵里「ん?」

あんじゅ「きっとツバサも私も英玲奈も……気持ちはおんなじだと思うの」

絵里「…………………………………」

あんじゅ「……今日ね?それが思い出せた気がする。あなたのおかげでね」 

絵里「……それならよかったわ」ニコリ

あんじゅ「ありがとう」

絵里「いーえ」








アレ?アレッテ…?
アレ!?エリ!?アンジュチャンモ!?





あんじゅ「考えることは、同じみたいね」






絵里&あんじゅ編 完








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